技術情報

System MXs

タッチパネル操作だけで張力制御設定

駆動制御システム「System MXs」では、タッチパネル式の操作HMIを用いて、各制御設定や、パラメータ変更等の調整作業を行うことができます。
パソコンや専用の調整ツールを必要としない為、装置立ち上げ時の調整作業を効率化します。

  • 駆動制御
  • HMI
  • 張力制御
  • ソフトウェア
  • 効率化
  • 省力化
  • 工数削減

必要な設定は全てタッチパネルで

操作HMIでは、制御に使用する軸や制御方式の選択、ロール径・ギア比・モータ最大回転数といった機械定数の設定、ダンサーや電空変換器のスケーリングといった調整等を行うことができます。初期の使用軸数や制御方式は、事前にヒアリングした内容にて、当社で設定して納品いたします。

<操作HMIによる調整内容一例>

制御軸・制御方法の選択

使用する軸・しない軸のON/OFF切り替えや、各軸の制御方式を「張力検出器制御」「ダンサー制御」「比率制御」から選択できます。また、速度マスタとする軸も自由に設定できます。

各軸の機械定数の設定

軸の最大径、最小径、ギヤ比、モータ回転方向、モータ最大回転数などを設定できます。

モータ単独運転

軸ごとにモータ単独運転を行うことで、モータの速度や回転方向などを確認することができます。

ダンサー・電空変換器のスケーリング

ダンサー調整は、機械側のダンサーを張り限や弛み限に動かし、画面上のアイコンをタッチするだけでスケーリングが完了します。電空変換器は設定張力とその時の印加電圧を入力し、実際の張力を計測しながら微調整を行うことでスケーリングが行えます。

張力検出器のスケーリング

張力検出器は、基材を通していない状態(ゼロ張力状態)と、実際に検出器に張力をかけた状態(例えば最大張力状態)でそれぞれタッチパネル上のアイコンをタッチするだけでスケーリングが完了します。

パラメータ確認(ゲイン調整)

設定したパラメータをセクションごとに確認することができます。制御ゲインの調整もこの画面で行えます。パラメータはHMIのCPU内や外部記憶媒体へバックアップするこも可能です。

高速データモニター搭載

System MXsでは機械の運転中、HMI上で速度、トルク、張力、ダンサー位置の現在値などを5msec周期でグラフ表示することができます。スケールバーも搭載しており、グラフ上で指定した箇所の各数値を確認することができるので、装置の状態や搬送状態の確認などもHMI上で容易に行えます。また、60sec間分の収集したデータをcsv形式やbin形式ファイルでHMIのCPU内に保存できます。保存したファイルをPCへ移行すれば、データの詳細な解析なども可能です。

掲載画像の一部:© SIGMATEK GmbH & Co KG