技術情報

GW-011

産業用カメラと駆動制御システムデータの連携を実現

ドライブシステムは、駆動制御システム専用のIoT機器の新モデルを開発しました。今回のモデルでは産業用カメラ(※1)との連携が可能です。システムデータと画像データを紐づけて管理することで、システムデータ上の異常値が発生した際の装置側の挙動を視覚的に確認することができます。

  • データロギング
  • IoT
  • ビューワ
  • 異常値解析
  • 効率化
  • 省力化
  • データ管理
  • 見える化

高速データロガーユニット「GW-011」

「GW-011」は前モデル同様、制御コントローラや装置側PLCのデータを高速にロギングします(※2)。今回はこれらのデータと、装置側に取り付けた産業用カメラの撮影画像データを同時系列で紐づけて保存することが可能です。
データはユニット本体に直接保存することができるようになっております。さらに、ユニットに保存したデータのうち指定したデータのみを、ローカルパソコンもしくはクラウド上に転送することもできます。

カメラは最大6台まで接続可能であり、用途やお客様のご要望に合わせてモデルを選択できます。問題が起こった際に加工部の挙動を確認したり、通常運転時にやダンサーやスプライスの動作を定期的に確認することで、ハード的な劣化や異常が無いかなどの推測にお役立ていただけます。

データビューワ機能

「GW-011」では、お客様のお手持ちのパソコンもしくはタブレットを「GW-011」に接続するだけでデータの閲覧が可能です。ユニット本体側にビューワ機能を搭載しておりますので、そのままグラフ表示や異常値解析、データや画像の時間推移確認といったことが行えます。使い勝手を改善したことで、問題発生時の原因追究にかかる工数をこれまで以上に短縮します。

GW-011 / カメラスペック表

「GW-011」にはカメラ対応モデルと非対応モデルの2モデルあり、お客様の用途によって選択可能です。カメラはこちらの2モデルからお選びいただけます。Roll to Roll 装置の生産現場の見える化は、ぜひ当社にご相談ください。

(※1)全ての産業用カメラと連携できるわけではございません。カメラは高速データロガーとともに当社で手配いたします。
(※2)オプション機能です。収集可能な項目について、事前に装置メーカー様との協議が必要です。

掲載画像の一部:© SIGMATEK GmbH & Co KG